▲電子カタログのサンプル画面。付箋機能やメモ機能など多彩な機能が搭載されている。■電子カタログの特長 電子書籍がマンガや小説などコンシューマ向けのメディアであるのに対して、電子カタログは製品案内やパンフレットなど、ビジネス向けのメディアと言えます。その特長を紹介します。1. ページめくり演出 電子カタログに搭載されているページめくりアニメーションは、紙の冊子に慣れた読者にも親しみやすい操作感を提供できます。この点が一般的なEPUBリーダーやPDFビューアとの大きな違いです。見ているページが移動したことが、直感的にわかります。2. 既存のPDFデータを活用 電子カタログは、印刷物のPDFをそのまま使用して作成できます。印刷用データ資産をそのままマルチメディア活用できることは大きなメリットといえます。短期間かつ低コストで制作できるため、既存の紙カタログのデジタル化に最適です。3. 付加機能による拡張性 電子カタログは単なるPDF閲覧ツールではなく、以下のようなデジタルならではの機能を備えています。・目次ナビゲーション・検索機能・動画、音声、Webリンクの埋め込み・付箋、メモ機能・ページ単位の共有、SNS連携http://www.meisho-do.co.jp 電子書籍、電子カタログのいずれもソースとなるのはDTPデータです。DTPデータさえ残っていれば電子版は容易に作成できます。残っているのがPDFやテキストデータのみでも、形式によっては電子化が可能です。 新たに制作する案件でしたら、DTP作業とセットでご依頼いただくことで紙版と電子版を同時に、スムーズかつローコストで作成できます。 それぞれの商品に適した形式や作業フローをご提案しますので、担当営業までぜひご相談ください。May 26.2025Meisho-do Creative Report Vol.842/2 カタログやマニュアルでは、検索機能により必要な情報に簡単にアクセスできます。また、紙媒体では伝えきれなかった情報を付与することで、メディアの訴求力をより高めることができます。ECサイトへの誘導も可能です。4. マルチデバイス対応 電子カタログのデータはHTML5で作られており、パソコンやタブレット、スマートフォンといったさまざまなデバイスで最適化表示が可能です。ブラウザだけで閲覧できる設計のため、専用ビューア等のアプリのインストールは不要です。5. アクセス解析機能 電子カタログの多くは、アクセスログを取得できる仕組みを備えています。どのページが多く閲覧されたか、どのリンクがクリックされたか、そのページにどのくらいの時間滞在したか、どのページから離脱したかなど、ユーザーの動きを可視化できます。コンテンツの効果測定を行うことで、ユーザビリティ向上のための改善点が見出せます。6. 柔軟な公開範囲設定 一部のページのみ公開する、パスワードで閲覧制限をかける、公開期間を限定するなど、運用条件に応じた柔軟な公開範囲設定が可能です。社内限定資料、会員向けカタログといった、紙媒体では難しかった限定型メディアとして公開することができます。
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