デザインポートフォリオvol5
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法源とは 1 法源とは 行政法の法ほう源げんとは、行政が従うべきルール(法)の存在形式をいいます。行政法の法源は、行政が活動する際の根拠となるだけでなく、行政活動を巡って国・地方公共団体と国民が裁判になった場合において、裁判所が判断を下す際の基準ともなります。 2 成文法源と不文法源行政法の法源は、成文法源と不文法源に分類できます。 成せい文ぶん法源とは、憲法や法律などのように文章化(条文化)されている法源を指します。一方、不ふ文ぶん法源は、慣習法や判例法のように文章化(条文化)されていない法源を指します。01行政法の法源としては成文法源が原則であり(成文法中心主義)、不文法源は成文法源がない場合などに補充的に用いられます。1存在形式という表現が難しく感じますが、何という名称がつけられた「法」か、ということです。ひとこと行政法の法源行政法の法源第1節本節では行政法の法源を学習します。近年、この分野の出題があるのは特別区Ⅰ類だけですが、行政法全体の基礎になる部分なので理解しておく必要があります。本節で学習することSTART!成文法源 成文法源としては、❶憲法、❷条約、❸法律、❹命令、❺条例・規則があります。❶憲法が最も効力が強く(最高法規)、❶から❺の順に効力が弱くなっていきます。板書行政法の法源 ・行政が従うべきルール ・行政活動を巡って裁判になった場合、裁判所の判断基準となるルール補充的役割成文法源不文法源行政法の法源2板書成文法源命令条例・規則法律条約憲法成文法源効力が強い効力が弱い1213第1節 行政法の法源第1章 行政法の基礎理論行政法の基礎理論第1章第1編行政法総論行政法総論第1編行政法の基礎理論行政法の基礎理論第1章資格02No.みんなが欲しかった! 公務員判型:A5  [誌面本文]Font: A1ゴシック Std M、リュウミン Pro R-KL など[章扉]

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