明昌堂クリエイティブレポート
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▲明昌堂のデータ管理概略図免震装置を備えたメインサーバー東京新潟http://www.meisho-do.co.jp毎日バックアップメインサーバー毎日バックアップクラウドサーバーバックアップサーバー校了データが保管される常に同期されている在版サーバーMeisho-do Creative Report Vol.78メインサーバー毎日バックアップバックアップサーバー校了データが保管される在版サーバーJanuary 5.20241/2■BCPとは BCPは事業継続計画(Business Continuity Plan)の略称で、不測の事態が発生した際の、企業としての対応策をまとめたものです。 当社では、万一災害や事故などにより通常業務が中断してしまった場合でも、その損害を最小限に抑え、かつ当社の主業務であるDTPデータ制作を速やかに再開させることを目的とした計画を、東京都の指導のもと策定しています。㈶東京都中小企業振興公社のウェブサイトでも、当社が策定したBCPの内容がご覧いただけます。■お客様のデータを守る仕組み 当社は東京と新潟の2拠点で業務体制を構築しています。それぞれの拠点には免震装置を備えた大容量ファイルサーバーを設置し、作業中のデータはすべてこのサーバーで一元管理されています。 制作業務を行う際は、サーバー内のデータを直接編集していくため、データの若返りといったトラブルが起きない作業フローとなっています。 また、データの誤削除や破損などに備えて、データのバックアップ体制にも万全を期しています。東京、新潟それぞれの拠点には、メインのファイルサーバーとは別にバックアップ専用のファイルサーバーを設置。このサーバーに過去100日分程度の作業中データが毎日バックアップされています。加えて各拠点のメインサーバー内のデータは、社内のバックアップサーバーだけでなく、クラウドサーバーへも毎日バックアップされています。 当社での作業が完了し、お客様への納品が完了すると、校了データは原則消去せず、順次保管専用のサーバー(在版サーバー)に格納します。校了データは必要に応じていつでもここから取り出すことが可能です。在版サーバーは東京と新潟それぞれの拠点にあり、常に同期が保たれています。 このように、作業中データも校了データも同じ状態のものを常に2ヶ所で保管する体制が取られています。そのため、万一どちらかの拠点が大規模災害等に見舞われたとしても、大切なデータを消失することはなく、もう一方の拠点ですぐに作業を再開させることができます。 当社へデータをお預けいただくことは、お客様にとってもリスクマネジメントやBCPの一環といえるでしょう。定期物、シリーズ物、大量ページといった大型案件も安心してお任せいただける当社の設備、組織力について紹介します。いかなる災害時でもお客様のデータを守り、BCPに基づくリスクマネジメントと大型案件の受け入れ体制[改訂版]

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