明昌堂クリエイティブレポート
134/154

ACBDColumn2/2October 31 ,2022■カラーユニバーサルデザイン 現在、国内に一般と異なる色覚を持った方が500万人以上いると言われています。遺伝性のものが多いと言われていますが、白内障などの目の疾患によって後天的に色覚に障害を負うこともあります。 色覚に障害があっても一般の人と同じように商品やサービスを利用できるような工夫をカラーユニバーサルデザインといいます。 当社ではシミュレーションソフトを使って、色弱者に見えている色を疑似再現することができます。色覚のタイプ別にそれぞれの見え方を確認し、色や形状を調整することによって、色覚障害から生じる見えづらさや分かりづらさを、紙面デザインから排除することができます。■UDフォント UDフォントとは「Universal Design Font(ユニバーサルデザインフォント)」の略で、「使いやすさ、見やすさ」に配慮し設計されたフォントです。2006年に松下電器とフォントメーカーであるイワタが共同開発しました。 特に意識していなくても、私たちは日々多くの情報を文字から取得しています。雑誌や書籍など文字そのものを読むためのメディアはもちろんですが、どこかへ移動する際には案内板や道路標識を、商品を購入する際には仕様や金額をやはり文字で確認しています。その文字自体が分かりにくければ、情報伝達の精度が低下してしまいます。そのためUDフォントには、漢字とかなの大きさ、空間の広さ、文字の形、線の太さや長さなど細かい部分にまで配慮がなされています。 近年では主要フォントメーカーごとに様々なUDフォントがラインナップされており、当社ではすべてのUDフォントが使用可能です。 ユニバーサル社会に対応したコンテンツの制作をお考えの際は、是非当社へご相談ください。文字が潰れにくくなるように空間を広く取っています。濁点を大きく、位置を正し、判別しやすくしています。はカーボン・オフセットされています」といった文言を入れることが可能です。 お客様の環境保全活動の一環として当社のデザインDTP制作をお役立てください。『カーボン・オフセット DTP』『同 デザイン』のオリジナルロゴ 近年、企業の温室効果ガス削減においては、CO2排出量の算定範囲をサプライチェーン全体とする動きが広まっています。 当社は2021年より新潟県のオフセットクレジット制度『新潟県J-VER』に登録されている「南魚沼銘水の森」間伐プロジェクトを支援しており、このプロジェクトのクレジット(排出権)購入により、デザインDTP制作時に排出されるCO2を相殺しています。 当社で制作した媒体には『カーボン・オフセットDTP』または『カーボン・オフセットデザイン』のオリジナルロゴを入れられます。 また、環境配慮の表記内に「この製品のDTP(デザイン)色覚に障害のある方には、AのグラフがBのように見えている場合があります。(P型色覚の場合) Cはこれをカラーユニバーサルデザインに配慮し作り替えたものです。色覚に障害があってもDのように見え、グラフの情報を正しく伝えることができます。http://www.meisho-do.co.jpなるべく手書きに近づけたデザインに改めています。似た文字と混同しないようアキを大きく確保しています。Meisho-do Creative Report Vol.69カーボンオフセットDTP —温室効果ガス削減の取り組みについて—ダヂゴダヂゴS360S360

元のページ  ../index.html#134

このブックを見る