明昌堂クリエイティブレポート
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①⑥①③④⑤⑧①②⑦⑥②③④⑤②⑦⑥⑦⑧CMYKアキらくん一覧アキらくん一覧アキらくんにもたせる小道具アキらくん一覧アキらくんにもたせる小道具く様々な画像加工処理を行っています。MCR37  さらに、他にも同様の画像がないか、PitStopという専用アプリケーション使い、機械的に検査を行いました。MCR46 その結果発見されたいくつかの画像についても適宜処理を行い、データを納品しました。■2色データを1折分だけ4色にするPDFデータを下版し印刷する直前に、著者から「この写真はカラーで載せてほしい」との要望がありました。印刷会社に相談して急遽その折だけ4色で印刷することになりました。 この書籍はスミ+特色の2色で、特色はM版で作成されています。すでに校了していることもあって、4色化に伴う作業で紙面に変化が起きないよう、なるべく校了データに変更を加えないフローを採用しました。 まず、グレースケール化していた該当写真について、入稿時のデータに戻ってカラー補正を行い、画像を差し替えます。そして、該当ページのみ印刷用PDFを書き出します。その後、4色化する折全ページの印刷用PDFのM版(特色版)を、実際の刷色に近いCMYK値に一括で変換します。MCR46 リンク画像を修正したのみでネイティブデータを変更しておらず、該当ページ以外は印刷用PDFの再書き出しも行っていないため、安全で確実に4色データに置きかえることができました。原稿作成から組版、そして校正までを1日で行うのは難しいでしょうか?データは直せますか? また、他にもそのような画像はないでしょうか?どんな手順で4色化すればいいでしょうか?K+特色(データ上はM)■特定のスタイルの文字を索引用に抽出する非常にタイトなスケジュールで制作した書籍。印刷会社への入稿を翌日に控えた状況でやっと本文は責了となりましたが、まだ索引に全く手がついていません。 索引の作成は、本文の校正が最終段階にならないと内容やノンブルが確定できないこともあり、どうしても後回しになりがちです。今回相談のケースでは、索引に収録する語句は章タイトルと本文中の太字であり、ともにInDesign上でスタイルが設定されていました。そこで、当社のデータ抽出専用プログラムを用いて、章タイトルと本文中の太字を、掲載ページのノンブルと一緒にCSVデータとして抽出。MCR38 Excelで読み生成とソートを行ってからInDesignで索引ページを作成し、なんとか当日中に校了まで持っていくことができました。 InDesignには索引機能がありますが、MCR29 必ずしも今回のケースのように後から索引語を抽出できるわけではありません。入稿前にどのような索引にするのかご提示いただければ、より効率的な制作フローをご提案いたします。■画像を裁ち落とし分まで伸ばす印刷会社から画像が仕上がり線までしかなく、このまま製本すると白い部分が出てしまう可能性があるので再入稿してほしいと言われました。 当社では出校前に検査を行うため、こういったデータを下版することはありませんが、出版社から印刷会社へ直接データ入稿された際によく発見され、相談をいただくことがあります。 該当の画像を確認したところ、データ自体が仕上がり線までしかなく、拡大することもレイアウト上できませんでした。そのため、今回のケースでは元画像の一部を移植して違和感なく繋げ、裁ち落とし部分まで画像を造り足しました。当社では、色の補正だけでなCMYK2色データの4色化イメージ2/2http://www.meisho-do.co.jpMeisho-do Creative Report Vol.54JUNE 23 ,2020

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