▲当社では、工程や目的に応じて複数の自動校正ツールを使い分けています。 人の目による確認と組み合わせることで品質の安定を図るとともに、 DTP制作における効率向上、省力化、正確化に取り組んでいます。■人の手では難しい作業も可能に 自動校正システムは、人の目では見落としやすい細かな相違や、膨大な修正箇所を機械的かつ網羅的に検出できる点が最大の強みです。ベースラインのわずかなズレ、フォントウエイトの違い、半角/全角の混在など、目視では拾いきれない微差も漏れなく可視化することができます。 一方で、手書きで記入された赤字の認識や、誌面としてのレイアウトバランス、色使いの美しさといった「質」の判断は、なお人の目に委ねられています。これらは機械で検査することが難しく、最終判断を下すのは人の役割です。当社では、機械検査で「漏れなく拾い上げ」、人の目で「最終的に判断する」という役割分担を徹底することで、検査の精度と速度を両立させ、安定した校正品質を実現しています。■お客様の信頼に応える品質体制 複数の検査ツールを併用することで、修正漏れや赤字外変化、Word原稿取り込み時の文字化け、表記のゆれ、指定字体の徹底など、多角的な確認が可能になりました。これにより、責了直前まで残ってしまいがちな小さな不具合を早い段階で吸収でき、事故防止と、三校・四校といった校正回数を減らすことにもつながっています。また、副次的な効果として、納期短縮やコストの低減、お客様側の確認負担の軽減も実現しています。 当社では現状の体制に満足することなく、新しい検査ツールや手法の検証も継続して行っており、案件特性に合わせた最適な組み合わせを常にアップデートしています。今後も、自動校正システムと人の目、それぞれの強みを掛け合わせ、お客様に安心してお任せいただける制作品質の提供に努めてまいります。■自動校正システム導入の背景 DTP制作は、依然として多くの部分が人の手による作業です。そのため、初校から校了に至るまですべての工程において100%正確な作業を行うことは現実的に難しく、少なからずヒューマンエラーは発生してしまいます。 当社では学習参考書、医学書、試験問題、IR資料、カタログなど、文字の正確性が強く求められる制作物を多く扱っており、誤りの一つひとつが製品の信頼性に直結します。また、修正回数が重なるほど指定外変化、つまり赤字指定されていない箇所の意図せぬ変化が発生するリスクも高まります。そのため、人による目視校正だけに頼らず、機械検査を組み合わせた多層的な検査体制が不可欠であると考えています。■目的に応じた4つのツールの使い分け 当社では「Proof Checker Pro」BitMatch Premium」「Collate Pro」「Just Right! 連携プラグイン for InDesign」の4種類の検査ソフトを導入し、工程と目的に応じて使い分けることで、制作工程における自動校正システムを構築しています。 たとえば、お客様支給のWord原稿をInDesignに流し込んだ段階では、Collate Proで文字情報の取り込み状態を確認し、赤字戻し後の検版にはProof Checker Proを使用します。また、原寸ではないPDFが戻ってきた場合にはBitMatch Premiumを使用する、テキスト入力を行った際にJust Right! で文章校正を行うなど、それぞれが得意とする検査領域を見極めながら、ひとつの工程に複数のツールを組み合わせることも少なくありません。 それぞれの校正ツールの機能や特長はウラ面にまとめています。http://www.meisho-do.co.jpJune 5.2026Meisho-do Creative Report Vol.921/24種類のツールを活用した自動校正システムのご紹介
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